北票の街角から〜最終回〜

阜新の小旅行から帰り、ほんとうに北票を後にする。

すっかり暖かくなったものだ。

一日中氷点下が続いた真冬日が嘘のようだ。

ところで、日本人が、まず、行くこともないような中国の辺境でZhenの会社は何を作っているのか?

そのような疑問を抱く友達がいるのか、いないのか解らないが、最後なので、ちょっとだけ公開しちゃう。

ハイ、電気集塵機です。

製鉄所、製錬所、火力発電所等々から発生する煤煙を浄化する装置です。

仕組は簡単なもので、排気ガスが流れてくるところに架電した電極をぶら下げ、静電気で塵を電極に吸着させる。

塵がある程度吸着したら電気をOFFにして、吸着した塵を落下させるといった装置だ。

詳しく書きだすとキリがないのだが、ひとことで言うと、PM2.5対策機器だ。

もちろん、PM2.5の騒ぎとなる前からあったが、俄然注目されたのだ。

大きさにもよるけど、1基1億円。

我々の作った集塵機で、中国の空気がきれいになり、青空が戻れば、と切に願うところだ。

最後の晩餐ではないが、お昼に好物の羊肉の火鍋を食べ、哈爾濱酒(ハルビンビール)の小麦王を飲み、ほろ酔いで朝陽空港まで送ってもらった。

朝陽から大連を中継して夕方には、現地法人のある上海へ。

上海の現地法人で、ちょっとだけ仕事をしてから日本へ。

旅の中にも日常があり、日常の中にも旅がある。

僕らは、いつも人生と言う旅の途上、Being on the Road.

左:今も生産されているボンネット付きトレーラーヘッド

中:全長を抑えたオーバーキャブが普及したが、設計の余裕はボンネット付きが優る

右:煉瓦を赤く塗りつぶした工場建屋も懐かしい思い出